Salon de Balcony|Balcony and Bed

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和裂

朝晩だいぶ涼しくなってきましたね。

今回は、秋めいてきたこの季節になぜか気になってくるヴィンテージの和裂を、

コツコツと集めている中から少し、ご紹介します。

まずはこちらの男物と思われる、長襦袢と反物。

いつの時代の物かは分かりませんが、

いかにも男物の和服といった渋めの色合いに、長襦袢らしい派手目の柄が素敵です。

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長襦袢は、一番上の着物のすぐ下に着て、袖口や裾からわざと少し見せる為に、

表の着物よりもわざと派手目の色柄にしたり、

コーディネートにちゃんとストーリーを持たせる季節にちなんだ柄や色目にしたりと、

当たり前のようになされているのが粋です。

そして、少し見せる為のインナーが存在する衣装としては、

長襦袢は世界的にも珍しいといいます。

こういうコンセプトや色柄も含めて、バルコニーの服作りにも影響を受けている気がします。

下の写真は、大正から昭和にかけて若い女性の間で流行った、

銘仙という先染めの着物地。

模様の境界線をわざとかすれさせた織りが、大胆でカラフルな柄を少し落ち着かせていて、こちらもいい雰囲気で昔から大好きな布です。

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今見ても古さを全く感じさせないモダンな柄のデザインは、当時の新鋭デザイナーを起用したりと和服界にしては大胆な試みを沢山していたからのよう。

この銘仙は、バルコニーでも度々、色や柄の参考に用いていたりするので、

このほかにも沢山コレクションがあります。

下のど渋な布たちは、泥大島という、

奄美大島だけで染められている大島紬の泥染めで、世界三大織物の一つ。

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反物一つになんと85回以上手染めして現れる独特の黒色は、

細かく繊細な手織り柄でさらに深みが出て、

本当に渋くて美しい布地です。

そして、いつかはちゃんと着物で欲しい。

今シーズンの、バルコニーの和裂からのインスピレーション企画はこちら。

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男物とも女物ともつかない渋目の中間色でプリントした大きめの小紋柄を作り、

トレンドのキモノドレスまでいかない、

カシュクールガウンワンピースを作りました。

お揃いのワイドパンツもあるので、上下セットでレトロな部屋着風、

なども楽しめるアイテムです。

ただいま、次期春夏物を企画中です。

またどこからかの和裂から何かが生み出されているかもしれません。

ということで、この続きは次シーズンへ。