Salon de Balcony|Balcony and Bed

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Vintage & Antique Lace

今回は、私の大好きなレースについて。

今号の & Premium でも取り上げていただきましたが、

アンティークやヴィンテージのレースを集めるのは

かなり昔からの趣味でもあり、

バルコニーではもう10年以上前からずっと、

毎シーズン、何種ずつかのレース物を必ず展開しています。

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ここのコラムで以前に紹介したデニムや

前回の和裂とはまた違った魅力を放つレース達。

新たなレースを目にするたびに、その美しく繊細な織柄に心を奪われ

幾度と無くときめいているのです。

そこで今回は、& Premium のページから、

もう少し続きをご紹介したいと思います。

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上の写真は色々なヨーロッパの蚤の市やアンティークマーケットで

ちょこちょこと集められたパーツレースたちの一部。

左上から、古くからの手織りレースの手法によるボビンレース、真ん中のモチーフ型のは生地を切りながら刺繍していくカットワークレース、その右のテープ状のはチュールに刺繍をしたチュールレース、右端の長いのはボビンレースを機械化したトーションレース、下敷きになっている幅広のは綿の布地に刺繍をしたコットンエンブロイダリーレース。

取れない汚れやほつれもありますが、現在のものにはない繊細さと大胆なセンス、

それに経年変化が加わっていい雰囲気に馴染んでいます。

この中で何種類かはリプロダクトしてバルコニーの商品に使われたものもあります。

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上はパリで数年前に入手した、大判ストールのようなテーブルクロスのような、たぶん50〜60年代の比較的新しいレース。

マクラメ調に太い糸でざっくりしていますがボビンレースというかなり手の込んだ編み物のような手法で作られていて、それを一瞬思わせないバランスがいい雰囲気を醸し出しています。

むずかしい手作り故に、現在リプロダクトするのが困難な物の一つです。

下の写真、赤ちゃんの洗礼式のドレスは、フランスのヴァンプの蚤の市で。

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このドレスに使われているレースはボビンレースが元になって機械化されたトーション・アランソンレースですが、

布部分が全て手縫い(!)なことから考えると、このレースも何十年も前の手織りかも、などと想像してみたり、そしてその繊細な仕事ぶりを思うと鳥肌&ため息ものです。。

ため息まじりにこちらのブラウスも。

左の総レースのブラウスはクリニャンクール、右下の部分レースのはヴァンプでどちらも数年前に入手した物。

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この二つのブラウスは宝物のように大好きな2枚。

たぶん100年は前の物と思われるレースの美しさ、実際に着れる小さめサイズということもあり、

この二つは何度かバルコニーのデザインソースにも使っています。

レースの種類は、左はチュールに刺繍をしてあるチュールレースと溶ける生地に刺繍して後で糸だけ残すケミカルレース、右のは紙などに針で刺していく手法のニードルレースと何種類もの細いケミカルレースの組み合わせ。

レースの繊細な美しさに加えて接ぎ目がほとんどわからないところの職人技など、

何度眺めても素敵なブラウス達です。

最後に、

ちょっと毛色が違ったものも。

こちらのスリップドレスは、アメリカのヴィンテージマーケットで。

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70年代のポリエステルのカットソーという、イージーな素材でできていますが、

今はインナーに付けないようなスモーキーだけどきれいな色合い、

テカテカしていないマットで何だか上品な生地感など、

よく見ると70年代のヴィンテージならではの魅力が詰まっていて好きなアイテムです。

レースは昔々のリバーレースを模して作られた安価なラッセルレースが使われています。高価じゃない分、ちょっと楽しい色にもできるという訳ですね。

私のずっと大好きなレース物。

これからも新たなアンティークやヴィンテージを集めつつ、

新たなデザインに生まれ変わらせ、

いつかはバルコニーのレースアイテムも素敵なヴィンテージとなることを楽しみに。。