Salon de Balcony サロン ド バルコニー

Message

この度、Salon de Balconyは2017年秋冬シーズンを持ちまして ブランドを休止させて頂く運びとなりました。
それに伴い、新宿ルミネ1 3Fのショップに関しては、1月28日(日)を持ちましてをクローズさせて頂きます。
オフィシャルオンラインストアに関しましては、2月28日(水)までオープンを予定しております。

ブランド誕生より長きに渡り、多くの皆様にご愛顧を賜りましたことを感謝申し上げます。

Salon de Balcony AUTUMN & WINTER 2017 2nd COLLECTION サロン ド バルコニー公式サイト 拝啓
いつもSalon de Balconyをご愛用くださいましてありがとうございます。
さて、私、野口アヤがディレクターを務めさせていただきましたSalon de Balconyは、この秋冬のコレクションをもちまして、私の退任にともなうブランド終了のため、閉店させて頂くこととなりました。

ちょうど13年前のこの時期に、代官山の裏通りの古い一軒家を改装して、Balconyとして1号店をオープンさせてから、その後皆様に13年間の長きにわたり愛していただきました。本当にありがとうございました。感謝の思いでいっぱいです。

私は、武蔵美を卒業後アシスタントデザイナーとして、当時東京コレクションを発表していたデザイナーのアトリエ勤務を2社経て、2000年に現在の夫と独立してブランドビジネスを始めました。ブランド名は「FiLLY O’ LYNX」。その頃から海外に行ってはコレクションしていた大好きなヴィンテージデニムとTシャツだけを数型、ひとつひとつに名前も付けて発表したのが始まりです。当時の東京ブランドブームも手伝って、すぐにたくさんのセレクトショップからお客様に知っていただけることができました。デザイナー以外の業務が未経験の私達は、一気に忙しくなり昼夜を問わず仕事だけをしていたのもこの時期でした。
そして2004年、数年間走り続けて気づけば30代半ばになろうとしている頃、もう少しリラックスできるような場所で、お客様と直接お会いして幸せを届けたいという思いが、代官山の築90年の古い一軒家につながりました。改装前から2階にあった大きなバルコニーがショップ名の由来で、「Balcony」とそのまま名付けました。1年後には、よりショップの想いを込めたブランド「Balcoy and Bed」を立ち上げ、着心地やエコにこだわって、当時まだ入手するのも一苦労だったオーガニックコットンを使ったり、敬愛するアーティストのアリシア・ベイ・ローレルと出会いコラボレーションをしたり、毎シーズンのカタログ作りの代わりに、憧れのフォトグラファーに実験的なアート写真を撮ってもらったり、とその後も紆余曲折しながらも、色々な好きなことを形にして、たくさんのお客様に支えられ、たくさんのメッセージと笑顔をお届けすることができたと思えるこの13年間でした。

でも同時にこの何年間かで、ファッションを取り巻く世界が大きく変わりました。時代の中心がファッションで、それによって夢を見ることができ、時代を動かすクリエイションができた長い時代は変わろうとしています。身近なライフスタイルから、非日常のアートまで。 来たるべき時代と、数年後に私自身が50代へ向かうこのタイミングで、自分にとっても、生き方と物作りに対する考え方が変わってきました。このまま良い形で良いものをお届けし続けることができるのか自問自答し、ファッションと同じくらい好きだったアートへの想いや、海外へのつながり、今までと違う形の新しいクリエイション活動の想像など、さまざまな未来に対する事柄が自分の中に巡り巡って悩んだ末に、わがままを聞いていただき、今回の退任を決めました。

Balconyの物作り、ブランド作りに関わってくださった方々、スタッフの皆、最後の4年間お世話になった(株)マッシュスタイルラボの皆様、そして本当に長い間可愛がってくださったお客様方、皆様に深く感謝の気持ちをお伝えすると共に、ますますのご多幸をお祈りいたします。

今後は、気持ちを新たに、自分自身を高めていくべく、野口アヤ個人としての活動を始めます。そして、皆様とまたいつかどこかでお会いできることを願ってやみません。

ほんとうにありがとうございました。

Director 野口アヤより

2017年11月吉日